r2.10.7更新
(経費に掛かるよくある質問を追記)
(コロナ特別対応型 第5回分の追記)
持続化補助金の申請をする際に、同時に【事業再開枠】という特別な補助金を併せて申請することができます。
これは、持続化補助金とは切り離して考えるべき(別物と考えるべき)補助金です。
ですが少々わかりずらい、混乱する!といったご意見も多数寄せられますので商工会議所の職員である私がわかりやすく解説致します。
こんな疑問をお持ちの方解決します!
- 事業再開枠ってなに?
- この補助金のみ単独申請できるの?
- 補助額・補助率は?

読者の推奨として
- 小規模事業者持続化補助金(コロナ型も含む)を申請しようと考えている人
- コロナ対策でつい立やマスク、換気扇といった設備や消耗品を購入しようとしている人
3分程で読めますので最後までご覧ください。
この記事を読んで得られることは
- 事業再開枠の概要
- 申請方法
事業再開枠とは
コロナ禍において必要最低限の感染防止対策に取り組む設備投資やマスクなどの消耗品購入に対する資金補助をする補助金です。
加えて、クラスター対策が必要とされる施設事業者を本事業では「特例事業者」と呼び、補助金額が若干上乗せされます。
その他、概要については次の項より解説していきます。
この補助金の単独申請は可能なのか?
結論から申し上げると、単独申請はできません。
持続化補助金(コロナ型も含む)と併せて申請をする必要があります。
持続化補助金についての詳しい内容は下記をご覧ください。
一般型とコロナ特別対応型のどちらからでも申請可能です。
一般型

コロナ特別対応型

補助対象者
前項でもお伝えしましたが、持続化補助金を申請する方が対象となります。
かといって、持続化補助金を申請する人は必ずしも申請する必要はありません。
補助上限額・補助率
補助上限額:50万円
特例事業者:100万円
※金額は、持続化補助金の補助額と比例します。
例:持続化補助金の補助額 50万円なら 事業再開枠も50万円、30万円なら30万円
補助率:100%
なのでかなりお得な補助金です。
※但し、補助額以上は自己負担となり、逆に補助額未満についてはその金額が補助額となります。
補助対象経費
補助対象経費は次の通りとなります。
経費にかかるよくある質問

我々でもわからないものについては事務局に問い合わせをしましたので信憑性はあります。
適宜更新していきます。
・空気清浄機付きエアコンは対象となるか。
→対象となります。申請時に【空気清浄機付き】ときちんと明記してください。
※申請時に、その商品の写真や型番等を記載する必要はございません。信用問題ということです。
・空気清浄機や消毒液など、小売店で販売されているもの(業者を通さないもの)でも対象となるか。
→対象となります。ただし、基本現金でのやり方は不可です。なので、クレジット払いを活用しましょう。支払い時に明細で残るからです。
※小売店で購入すると見積書・発注書・請求書をとることは困難です。ですのでこれらの証拠書類は添付する必要はありません。報告時に【店頭で購入・クレジット払い】と記載し、【その時に発行された領収書とクレジットカード会社から発行できる明細書を付けて証拠書類とします。)
※1取引で10万円未満の場合は現金でも可能です。
・現金で支払ったものは対象となるか。
→対象となります。上のものと矛盾してしまいますが、10万円を越えなければ領収書やレシートでも対象となります。なので、小売店で消毒液やマスクの購入費用は現金でも認められます。
※事務局に確認したら10万円以上でなければ現金でも可能、と言われました。もしかすると以前に問い合わせた時は基本現金不可だったのが変更になったのかもしれません。そこまでは追及しませんでした・・・。
・抗体キットは対象になるか。
→対象外です。
・「コロナ対策実施中」といったポップを制作する際の、のりや両面テープといった文房具類は対象となるか。
→対象外です。
・決済における10万円以上は現金不可の 1取引の概念とは?
→同じ業者で1領収書(見積もり・請求)のことを指します。
なので、事業再開枠だとして 6万円の空気清浄機1台➡現金でも可能。2台の場合は12万円になるので➡振込かクレジットカード決済が必要となります。
・定額を超えた場合でも申請は可能か?
→可能です。ただし超えた分は自己負担となります。
事業実施期間
事業実施期間については、持続化補助金の実施期間と比例します。
【一般型の申請】
第1回受付:2021年1月31日まで(2020年3月31日締切分)
第2回受付:2021年3月31日まで(2020年6月5日締切分)
第3回受付:2021年7月31日まで(2020年10月2日締切分)
第4回受付:2021年11月30日まで(2021年2月5日締切分)
【コロナ特別対応型の申請】
第1回受付:2021年1月31日まで(2020年5月15日締切分)
第2回受付:2021年3月31日まで(2020年6月5日締切分)
第3回受付:2021年5月31日まで(2020年8月7日締切分)
第4回受付:2021年7月31日まで(2020年10月2日締切分)
第5回受付:2021年10月31日まで(2020年12月10日締切分)
その他
こちらの補助金は遡及の特例があります。
どういうことかというと、通常補助金は採択されてから着手が原則となるのですが、採択される前にお支払したものも補助金の対象となるということです。
具体的には、2020年5月14日以降に支払ったものから対象期間内(前項で解説)であれば認められます。
但し、持続化補助金が採択されないと事業再開枠も審査の対象とならない為、リスクも伴います。
つまり・・・採択前に支払い⇒不採択=全て自己負担
ということになります。
申請方法
申請方法につきましては、重複しますが「持続化補助金の申請と同時申請」となります。
提出書類については、3種類あり
- 申請書(一般型:様式7-1 コロナ型:様式6-1)
- 取組計画書(一般型:様式8-1 コロナ型:様式7-1)
- 誓約書(一般型:様式9 コロナ型:様式8)
加えて、原本の送付とデータの送付の双方が必須です。
※詳しくは要項をご覧ください。
取組計画書の記入例
取組計画書の記入例については公募事務局より見本がありましたので参考までに添付しておきます。
まとめ
・事業再開枠とはコロナ禍により、感染防止対策による費用の補助金
マスクやフェイスガード、換気扇の導入になどに利用できます。
補助上限額は持続化補助金の補助額と比例し上限額50万円(特例事業者は100万円)。
補助率は100%
・申請方法は、持続化補助金と同時申請が必要
単独申請は不可です。
-持続化補助金事務局-
一般型:https://r1.jizokukahojokin.info/
コロナ型:https://r2.jizokukahojokin.info/corona/
※上記は商工会議所管轄です。商工会管轄は事務局が異なりますがここまで述べた内容は相違ないのでご安心下さい。商工会の場合は様式が番号が多少異なる事はございます。
以上、事業再開枠の解説でした。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後にお知らせです。
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持続化補助金について記入の仕方がわからない、参考にしたい!とお持ちの方いらしたら下記を覗いてみて下さい。
きっとお役に立てるかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
一般型

コロナ型

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