持続化補助金を申請するにあたって、事業計画書など記載するのに「何を書いたら良いか」、「どのように書いたら良いか」、と戸惑いを感じている方がこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。
そこで、商工会議所の職員で実際に事業計画書などの書き方を指導している私が、「機械装置等費」に特化した記載例(テンプレート)をご紹介します。
※ぶっちゃけ老朽化した機械の入替なんだけどとりあえず申請して通ったらラッキー程度に考えている方もご覧ください。実際ここで紹介するのは老朽化の入替をどうにか通すために考察した申請書類となっております。
そもそも持続化補助金ってどんな制度か知りたい方は先にこちらの記事をご覧ください。
こんな疑問をお持ちの方は解決します!
- 持続化補助金申請書の事業計画の書き方ってどう書くの?

商工会議所の職員です。読者の推奨として
- 持続化補助金を利用して「何か機会を導入したい」と考えている人
- 事業計画書のテンプレート(記載例)が欲しい人
少し変えてもらえば申請書が完成しますのでご利用ください!
この記事を読んで得られること
- 持続化補助金の事業計画書の部分がほぼ完成
※ただし、全く同じ文書だと量産され不採択の確率が上がります。実際に量産文書がきたら報告してほしい、と日本商工会議所から通達が来てます。なので、あくまで参考にしてオリジナリティをだしてください。
記入例のまとめ記事をこちらに用意しました。
他の記事も参考までにご覧ください。


有料記事ではありますが、採択企業と不採択企業を評価した記事を書きました。
途中までは無料公開しておりますので是非こちらにも一度目を通してみてください。
【小規模事業者持続化補助金】不採択者を評価し「なぜ不採択?」の仮設を立ててみた(note)
事業計画書の書き方
ここでは【様式2-1:単独1事業者による申請の場合】の<補助事業計画書>についてのみテンプレートを公開します。
<経営計画>については、記載がございませんのでご了承ください。
過去に申請したものを多少表現を変えて記載しております。この申請書は現在提出中のものなので結果はでていません。
前提条件
ここでは、“お米を麦の仕入れから製造して卸をしている事業所”という業者でお話しします。
事業承継も考えております。
老朽化の機械装置を入替えたい旨、相談がありました。
正直入替は対象外です!とはっきりお伝えしましたが、何とかしてあげたいと思い試行錯誤のうえ、
「新商品を開発したい」その為には「この新しい機械装置が必要」というかたちにもっていきました。
なので、経費区分が
- 開発費
- 機械装置等費
の2種類の区分で申請を上げています。
1.補助事業で行う事業名
2.インパクトのあるタイトル名
※採択された場合はこちらのタイトルがネット上に公開されます。
例
- 〇〇県産、新ブランドのお米開発で販路開拓事業(22文字)
- 地産地消を目指して販路を拡げる事業(17文字)
2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
2.商品や導入予定の機会などの写真の挿入!
例
○自社ブランド(新商品)の開発とそれに伴う選別機の設備投資を行う
現状は販売ルートがまだ固定されていない。
原因として自社製品がなく、営業しにくいところにあった。
この補助事業を活用し、自社製品を開発し以下の販路先を増やそうと考えている。
1.病院 2.老人介護施設 3.保育園等
当市は少子高齢化が進む都市であり、公立病院を含む大きな病院が3院、老人介護施設は10施設以上、保育園も10箇所ある。
今後の目標でもある直接農家と取引することで低価格が実現でき、施設等に自社製品を直接持ち込み、営業をかけ販路拡大へと繋げていきたいと思う。
○選別機の性能
①うるち白米の着色粒選別
②うるち白米のしらた選別
③うるち白米から玄米の選別
④うるち白米から別米の選別
⑤うるち白米から異物の選別
つまり、粒の大きさや不良品を確実に選別し良品のお米が生産できということ。
ー自社の写真とか商品画像を添付ー
3.業務効率化
2.特になければ空欄でOK!
4.補助事業の効果
2.未来のことを数値化!その際に叶わなくても良いので盛って記載!
例
独自ブランドについてはパッケージもあわせて開発を考えており、自社商品を持つことで営業をかけやすくなる環境が整う。
弊社のような米屋は、ご飯の消費量減っていることから減収が否めない。この減収に歯止めがかけられないが為に、事業承継も正直臆病になっている。その為、安心して事業承継を行う為にも自社商品のブランディング化を成功させ、販路開拓を狙っていきたい。
選別機については〇00万円という高額設備投資となる。ここまで掛けて設備投資をして良いものかと一旦考えたが、より高品質なお米の開発と事業承継を考え、これからの弊社の存続含んだ決断。
この初期投資分は、自社商品開発に成功したと仮定して、年間利益30万と計算し〇年前後では回収したい。
作成ポイント
まず、採点者ですが一人当たり200社程審査するそうです。
なので文書ぎっしりの申請書や専門用語が多様されている場合だと読まれない場合が起きます。
その前提を踏まえて2つのポイントを紹介します。
- 写真や画像・図・表などを活用して見やすく構築すること
- 第三者目線で書き、小学生の子供でも理解できる文章表現をすること
※この2つのポイントは絶対に抑えて下さい。
申請書代行作成事業所紹介
とはいえ、申請書類をつくるのを難しく感じる方もいるかと思います。
そこで地域の専門家を探せるサイトをご紹介します。
専門家に依頼しようと考えている人
- 日本最大級!地域の専門家を探せるプラットフォーム「ミツモア」
“社会保険労務士”の方にお願いすれば可能ですよ!
申請書の代行のみならず、さまざまな分野で依頼をすることができます。
不採択者を評価
不採択者を評価し、不採択だった原因の仮説を立ててみました。
有料記事ではございますが一部無料公開もしておりますのご覧になってみてください。
まとめ
・事業計画書の書き方は各項目ごとにポイントがあるのでそれを注意して記載しよう!
・作成ポイントはいかに第三者に伝わるかが大事!
図や写真なども活用しよう!
以上、持続化補助金の機械装置等費特化型の記事でした!少しでも参考になったら嬉しいです。
最後にお知らせです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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