飲食店のリピート率を下げない為の最低限の心構え/経営コンサル

ビジネス

先日友人と会食をしました。

とても楽しい時間を過ごし食事を終え、いざ会計へ。

私:「クレジットカードで支払いお願いします。」

店員:「10%の手数料がかかりますがよろしいですか。」

私:「・・・・・」

この記事は、飲食店や小売店・サービス業などを営んでいる方に向けた記事となります。

※個人的に怒りをぶつけた記事ではございませんのご了承ください。

商工会議所の職員である私が、経営者に向けて【決済に絞ったアドバイス】をさせていただきます。
この疑問を解決
  • キャッシュレス決済を始めた途端リピーターが減った気がするんだけど原因なんだろな?
  • リピート率を極力保つ最低限やらなければいけない方法を知りたいな?
  • キャッシュレス決済の導入を考えいているんだけどそもそもメリットはあるの?

 

なむパパ
なむパパ

読者の推奨として

  • 飲食店・小売店・サービス業を営んでいる人
  • 主に個人経営者
  • キャッシュレス決済導入店舗の経営者
  • キャッシュレス決済を導入しようか悩んでいる経営者

4585文字ですので5分以内で読み終えます。大事なことなので経営する際の参考にしてくださいね。

 

この記事を読んで得られること
  1. リピート率を極力落とさない最低限とるべき行動
  2. キャッシュレス決済導入のメリット
  3. おすすめキャッシュレス決済ツ端末
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リピート率を落とさない為には見送りの時が大事

まずはお客様が来店から帰るまでの流れを言語化して確認しましょう

予約→来店→食事→会計(→後日再来店)

来店→食事→会計(→後日再来店)

ざっとこんなところが一般的ではないでしょうか。

ここでお客様にお店の好印象を与えることでリピートへと結びつけることができることは、経営していれば誰もがわかっているかと思います。

ですが、無意識のうちに悪印象を与えてしまっている飲食店(等)が一定数います。

それは、リード文からも察するかもしれませんが

お会計時にお客様にクレジットカードの手数料を払わせている、ということです。

ちなみに私が行ったこのお店ではペイペイにも対応していて、ペイペイ払いだと一律手数料として200円いただいています、と言われましたw

笑いしかなかったのですがここは我慢してペイペイで支払い、心の中では「二度と来ない!」と誓った瞬間でした。
(今時現金持ってないですよ。)

ちなみにこのお客様に手数料を支払わせる行為は、法律的に違法ではないけどクレジットカード会社の規約上の違反にはなっているそうです。

ペイペイに関しては、2021年9月まで手数料自体無料の措置がとられているので、この200円はどこにいったのか疑問ですw

話を戻し、手数料をお客様に負担してもらっている理由は、クレジット払いは手数料がかかり本来お店側が負担するものをそれだと売上から手数料を差し引きした分が実際の売上になることになってしまうのでお客様に負担をお願いしているということで、断定しています。

ですが、この記事をご覧いただいた経営者さんは手数料をお店側で負担するようにしてくださいね。

リピート率向上の前にクレジットカード会社の規約違反です。

お会計の時に気持ちいい状態にしておかないとリピート率かなり下がります。

見える化をしておくと来店客が増えるかも?

手数料をお客様負担にしているお店はたくさんあるかと思います。

あの店もやっている、仲間の店もやっている、そういった同調から現状の改善ができないのかもしれませんが、これは逆手にとってビジネスのチャンスです。

周りが手数料をとっているのであれば、手数料をとっていないことを明確に示してあげればお客様の来店率はぐっと上がると予測します。

示してあげるアクションプランは、

  • 入口にその旨、記載する
  • HPがあればその旨、記載する

この2つだけで十分です。

特に、キャバクラスナックかなり来店率が上がると思います。

もちろん、飲食店や小売店もですが。

是非、試してほしいです。

キャッシュレス決済のメリット

ここからは、キャッシュレス決済を導入するメリットをお伝えします。

導入しているお店では確認の意を込めて、導入を考えているお店では参考になれば、と考えております。

統計に基づいたことの他に私の感覚も添えてお伝えします。

たくさんメリットがあるなかで重点的な項目として以下の4つに絞りました。

  1. お客様を取り込めやすい
  2. 客単価が上がる
  3. 時間の短縮が実現
  4. 経理が楽

これらを1つずつ深掘りしていきます。


そもそも現金からキャッシュレスに移行していくことをきちんと理解しておきましょう。
国が掲げるキャッシュレス化の目標数値が以下の通りです。
大阪・関西万博(2025 年)に向けて、「支払い方改
革宣言」として「未来投資戦略 2017」で設定したキャッシュレス決済比率 40%の
目標を前倒しし、高いキャッシュレス決済比率の実現を宣言する。さらに将来的に
は、世界最高水準の 80%49を目指していく。
※経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」参照

お客様を取り込めやすい

消費者の立場になり、もし自分がキャッシュレス化をしている人だとすればキャッシュレス決済に対応していないお店は選びたくても選べなくなります。

ここで既にお店にとっては機会損失が起きてます。

オダギリジョーさんが出演するCMの「うちカード使えないんです」「じゃいいですー」のあれがリアルで起きるということです。

比喩表現をすれば、お金があっても砂漠では何も買えない、のと同じ状態です。

このことから、お客様を取り込む為の選択肢を広げておくことが大事なことだということをご理解いただけるのではないでしょうか。

お客様は、キャッシュレス決済ができるお店を選ぶということです。

客単価が上がる

キャッシュレスは実際の現金を消費しない為、現金を使っている感覚が鈍ります。

その為、客単価が上がる傾向にあると言われています。

実際には手持ちにない以上のお金が扱えるようになるため、上限がある意味青天井となるわけです。

あとはおまけ程度ですが、カード会社によってはポイント還元もありますので購買意欲が上がる傾向にもあります。

どのくらいの水準で売上が伸びているかまでのデータは探せなかったのですが、場合によっては手数料分以上に粗利が伸びているかもしれません。

時間の短縮が実現

キャッシュレス決済の会計の平均時間はご存知でしょうか。

それは、12.3秒です。

JCB 決済に関する実証実験結果参照

現金決済の平均時間は、28秒であり、約15秒もの時間を短縮できていることになります。

一日の間に数回の会計が、生じればその差はかなりのものとなります。

10回で150秒の節約、50回で750秒の節約です。

この数字を【たった】と感じるか【こんなに】と感じるかは人によって違うかと思いますが、この節約された時間で別の作業をすることが可能なことから生産性は向上します。

経理が楽

現金の取り扱いを少なくすることで、レジの準備金や一日の売上の清算が簡易的になり、お釣りの受け渡しの間違えが減るなど、経理に対してかなり【楽】になります。

これは、楽以外にも【時間の節約】にも繋がるのでこちらも生産性が向上します。

キャッシュレス決済のデメリット

続いて以下の3点をデメリットとしてご紹介します。

デメリットとは言え、デメリット以上にメリットが上回るので導入の検討は前向きに進めた方が良いです。

  1. クレジットカード会社に支払う手数料が発生する
  2. 資金繰りが悪化する
  3. 決済方法に応じた対応を学ばなければいけない

クレジットカード会社に支払う手数料が発生する

クレジットカード決済による手数料は各カードのブランドによって異なります。

高いもので、3.74%

安いもので、0%(QR決済等期間限定で手数料が無料)

です。

決して低い数字ではないですが、選んでもらえるお店になることや客単価が上がることからクレジットカード決済の導入価値は十分あります。

資金繰りが悪化する

カードブランドにもよりますが入金までに約1カ月を要してしまうということです。

クレジットカード決済を導入した際の最大のデメリットは個人的にはここにあると感じています。

例えば飲食店で言えば、飲食のサービスの提供は済んでいるのに数字上の売上でしかない為、現金は手元にありません。

端的に言えば、売上金は一カ月後に入金がされるということです。

つまり、このあたりを考慮しないと一時的に資金繰りに困難が生じます。

このことから仕入れの際の支払いも考えて、現金を手元に持っておかないといけないということが発生します。

決済方法に応じた対応を学ばなければいけない

国がキャッシュレスを推奨するにあたり、たくさんの決済方法が登場しました。

それにともない、クレジットカード以外にもQR決済やプリペイド決済等それに応じた決済端末を用意し覚えなければいけないとう手間も増えました。

こちらについてはもう数をこなして覚えていくしかありません。

ですが、一種類だけに絞りたい!といった要望の方にアドバイスするとすれば、

クレジットカード決済の導入をおすすめします。

理由は、QR決済決済等を使っている方はキャッシュレスの原点であるクレジットカードを持っている可能性が高いからです。

私の感覚ですが、クレジットカードが利用できるお店は他の種類の決済方法が使えなくてもマイナスなイメージを持ちません。QR決済は使えたらラッキー的な感覚です。

反面、キャッシュレス決済に対応していない(現金のみの)お店だとすごく違和感を感じます・・・。

なのでクレジットカード決済を可能にしておけば間違いないと結論付けます。

キャッシュレス決済端末のおすすめは?

とは言え、たくさんの決済メーカーがあって何を使ってよいかわからない!って方は多いかと思います。

そこで私がおすすめする端末メーカーは【エアペイ】です。

というか、商工会議所がエアペイ推しだからなんで、やたらとメリットを聞きます。

ちなみにCMでオダギリジョーを起用しているのも【エアペイ】です。



メリット

  1. 決済手段が豊富で業界一手数料が安い
  2. どこの銀行でも入金手数料が無料
  3. サポートが万全

この中でも決済手段が豊富なのはかなり魅力的です。

画像:公式HPより引用

「迷ったらクレジットカード決済の導入!」と述べましたがエアペイなら感覚的に決済ができますのでクレジットカード以外の決済でもそんなに難しくないように思えます。

デメリット

  1. 入金サイクルが他と比べて遅い

ここのデメリットは他社と比較していませんが恐らくどの会社も同じような現状なのではないか?と予想が立ちますのでここは致し方ないとしましょう。

まとめ

・リピート率を保つためにはお客様を見送る時が大事

キャッシュレス決済では絶対にお客様に手数料負担をさせないようにしましょう。

・キャッシュレス決済は手数料はかかるもののそれ以上にメリットが豊富

客単価の向上に繋がったり時短に繋がったりします。

・キャッシュレス決済端末のメーカーは恐らく【エアペイ】が使いやすい

商工会議所が推奨しているので信憑性が高いのではないか?と思います。というよりプライドにかけて信じます!

こちらからでもエアペイのページへ飛べます。




以上、飲食店のリピート率はこれをやるとぐっと下がる!/経営コンサル の記事でした。

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ここまで最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

この記事を書いた人
namupapa

平成元年生まれ 二児の父親
商工会議所の職員であり補助金や助成金の情報は比較的強い。
スノボに明け暮れた20代からお酒をたしなむ30代になった。
2019年から投資を始め、しだいにお金分野とビジネスの分野を中心に勉強する機会が増えた。そのアウトプットの場として2020年よりブログを書き始めた。
起業に向けて地盤を固めつつ、日々実証実験を繰り返している。
保有資格:経営指導員(県家資格)・FP3級

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