私は商工会議所の職員ということもあり、経営者の方や後継者の方と話す機会が多いです。
話す内容は経営の相談や雑談、プライベートの内容と様々です。
一緒にお酒を交わすこともしばしばあります。
ある時、サラリーマン同士で話す内容と経営者の方が話す内容とでは明らかに乖離していることに気が付きました。
そこで普段経営者が口にすることや行動など私が感じた経営者の思考をお伝えしていこうと思います。
- 経営者の言動が知りたいな。
- 経営者のお金の使い方を知りたいな。

読者の推奨として
- 経営者の思考が知りたい方
- これから経営者を目指す方
3836文字ですので4分程で読めるかと思います。経営者マインドを学んで今から出来る事は実践してみましょう。
- 経営者の言動
- 経営者のお金に対する考え方
経営者マインドを説明する前に~必ず読んでください~
当記事で登場する経営者とは、【法人の代表取締役・個人事業主・フリーランス】も含んでおります。
それから、上場している企業の経営者ではなく、中小零細企業の経営者となります。
また、1人の経営者の言動ではなく、たくさんの経営者を総合してお伝えする内容となりますのでこれらを含んでいただき続きをご覧ください。

伏線を張るようですみません。。。
経営者マインド
経営者マインドは1つの言動をとってもサラリーマンとは違った感覚で物事を捉えています。
例えば、5日後まにでA~Cを選ばないといけない場面があったとします。
5日あるので、現時点では即座に回答を求められていないのですが、経営者は即座に結論を出します。
理由を伺うと、
- 直感を信じる
- 先延ばしにしても最初に感じたものを選ぶから
との回答でした。
これは、時間を大切にしているからの行動です。
このようにサラリーマンでは先延ばしにしがちな場面でも経営者の多くは時間を優先して物事を捉える傾向が強いようです。
他にもたくさんの場面を見てきたので(感じてきたので)、【話す内容・行動】に分けて紹介します。
話す内容
経営者の話す内容は基本的にポジティブな内容しか話しません。
例をあげると
- 事業拡大の内容
- ちょっとした良い出来事
- 夢
- 地域性も含めたこれからの未来
経営者は常に物事を前向きに捉え、話すというアウトプットを通して自分を追い込み実現に近づけているものだと伺えます。
また、愚痴や妬みと言った内容は絶対に話しません。
予測するに、同じ時間を共有する人に”ネガティブオーラを感じさせたくない”、や”発言したところでなんの解決へも導かない”からなのではないかと思います。
ネガティブな内容をつまみにはしないんですね。
行動
やはり行動も前向きなことが伺えます。
例えば
- 挑戦をし続ける
- 本質を捉えて行動する
- トライアンドエラーを繰り返す
- PDCAを回し続ける
- 学び続ける
上記に上げた【本質を捉えて行動する】に関して少し説明します。
物事には必ず本質があります。
例えば、牛丼屋に行ったとしましょう。
経営者は牛丼屋に行っても牛丼以外(野菜とかのセットは頼んだとしても)のカレーやすき焼きは食べようとはしません。
何故か?
牛丼屋を主観に考えれば見えてきます。
牛丼屋を立ち上げる時にどんな思いで牛丼屋を開業したと思いますか?
カレーを売る為?すき焼きを売る為?
正解は、【牛丼を売る為】ですよね。
マーケティング用語で
牛丼・・・フロントエンド商品(見せる商品)
その他・・・バックエンド商品(利益を稼ぐ商品)
です。
つまり、牛丼屋は牛丼を食べることが本質というわけです。
このように、経営者は瞬時に本質を見極めて行動しようとします。
経営者のお金に対する考え方
経営者のお金に対する考え方にも特徴があります。
社長というと富と財産を持ち合わせてほしいものは値段を見ずに買う、といった豪快にお金を使うことを想像するかもしれませんがそうではありません。
普段事業を行うにあたり数字と隣り合わせの経営者は、お金についてはかなりといっていいほどシビアです。
BtoB事業では値切って契約することもザラにあります。
上記の”値切り”については日常的に起こっていることから、提示する金額をやや膨らませて値切られる前提で値決めをするといったややずる賢い経営者がほとんどです。
メリカリに出品した方はわかると思いますが、金額の値引き交渉は結構な確率で起こりますよね?まさにあの感覚です。
ほんの一部の紹介ではありますが、このように数字に関して敏感に反応することこそが(会社を守る為の)経営者としての責務なのかもしれません。
ではどういったところにお金を使うのか、を紹介します。
お金の使い方
経営者のお金の使い方上位3位は次のように伺えます。
- 資産を買う
- 人に与える
- 価値で買う
こちらについてもう少し掘り下げて説明を加えます。
資産を買う
まずは資産と財産を切り分ける必要があります。
資産とは、お金を増やしてくれるためのものと定義します。
例えば、株や賃貸不動産、自己投資をして得た知識などが当たります。
多くの経営者は株や債券を購入しているように見受けられます。
実際に私のお客様でも3人に1人は購入しています。
社会状況に目を向けることを意識している経営者にとっては株や債券は買いやすい商品なんでしょうね。
また、不動産でいえばビル名に苗字が入ったのを見たことはありませんか?
住宅賃貸不動産や商業ビルを持つ経営者も多くいます。
一方で、近しい言葉の財産とは、モノそのものを指します。
家や車は財産と言えるでしょう。
家を資産と捉える方もいらっしゃいますが、家自体はお金を増やしてくれるものではないので資産とは呼びません。
ですが家や車も資産になり得る可能性は秘めています。
例えば、利用していない部屋の貸し出しやカーシェアリングを行ってお金をいただけば資産となり得るということです。
このような資産に経営者はお金を使います。
ではなぜ資産を買うのかと言うと、
資産を買ってそこから増えるお金を利用する為です。
想像してほしいのですが、コップに水を注ぎ続けると水はこぼれますよね?
でもコップの中には水でいっぱいです。
水=資産を買うお金
こぼれた水=増えたお金
そう考えるとイメージは湧きますか?
つまり、お金(資産)は減らないけどお金が使える状況が生まれるわけです。
人に与える
経営者は身内や他人にとにかく”Giveする”傾向にあります。
物を与えるきっかけは、子供が生まれたり、誕生日、退職祝い等何かとイベントごとに理由をつけて与えています。
与えることで、いい人に見られるという下心もあるかと思いますがそれ以外にも2つの理由が見受けられました。
- 与えることで自分の幸福度が増すこを知っている
- 与えることで巡り巡って何かを得られる
1つ目に、人は物をもらうよりも”与える”ことで幸福度が増す生き物だと脳科学上で証明されています。
それを経営者は理解しているので与えているということです。
そしてもう1つ、与えることで誰かから何かを得られることを知っているからです。
少しスピリチュアルな話ではありますが、モノごとの流れがそうあるようです。
なので、経営者はとにかく人に”Give”しようとします。
価値で買う
経営者は物を”価値”で買います。
例えば、車を買おうとした時フェラーリが欲しいと思えば経営者は高くても買います。
理由はフェラーリには価値があることを知っているからです。
少し深掘りすると、1000万円で購入したとします。
フェラーリは価値があることから価格が落ちずらい傾向にあります。
2年乗って売却しようとした時には1割程しか落ちないことも少なくないです。
※わかりやすくする為に1割は適当に言ってます。きちんとした数字は車屋さんに聞いてください。
あるいは購入金額より高値で売れることだってありえます。
このような背景から、経営者は、モノの【価値】を目利きしてモノを判断する思考があります。
本の紹介
実はこれまで紹介した言動は、こちらの本でも同じことが書かれていました。
私が尊敬するユーチューバーの”両学長”でも紹介されていた本です。
人生観が変わると思いますので是非手に取ってご覧になってみてください。
まとめ
・経営者の言動は論理的に考えて行っている。
時間を最も大切にして、夢を語ったり、本質を捉えたりと言った言動が伺える。
・お金の使い方が上手。
資産の購入や価値でお金を使う。
以上、
いかがでしたでしょうか。
経営者思考を少し理解できていれば嬉しく思います。
私もこのような思考を実践しています。
その為、時間を大切にするようになったり、良いものを買うようになったり、人にものをあげることが多くなりました。
その甲斐あってか、巡り巡って自分自身が成長しているのを実感できるようになりました。
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ここまで最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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