起業1年目だけど売上1000万円超えた飲食店の特徴/経営コンサル

ビジネス

私は商工会議所の職員ということもあり、起業から決算まで経営者をサポートする機会が多いです。

先日、確定申告の支援をしている際に、起業1年目(コロナ禍)にも関わらず売上1000万円を超える飲食店経営者に巡り合いました。

その方やお店を定性的に分析すると、”なるほどな、これならお客様はたくさんくるよな”という自分なりの仮説がもてましたので特徴をこの記事で共有したいと思います。

この疑問を解決
  • 飲食店をこれから経営していくうえで注意点は何だろう?
  • 起業するのに少しでも不安を取り除きたいな。。。

 

なむパパ
なむパパ

読者の推奨として

  • これから飲食店を開業しようと考えている方
  • 飲食店を経営していくうえで改善点が知りたい方
  • 売上1000万円を目指す方

3994文字ですので4分程で読めるかと思います。飲食店経営者ではない人でも本質をついているのでお役に立てる内容となっていますよ。

この記事を読んで得られること
  1. 飲食店を経営していくうえで必要最低限のこと
  2. 飲食店を経営していくうえで売上を伸ばすヒント
  3. 経営に関するおすすめYouTubeチャンネル
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某飲食店の沿革

冒頭でもお伝えした通り、1年目で売上1000万円超えの飲食店の方と巡り合いました。

起業した年に1000万円を超えることはとてもすごいことです。

中小零細企業では1割程度だと認識しています。

地域の物価や人口・産業等に対して1000万円というのは低い水準と捉える方もいるかもしれませんが、私の指導する地域ではとにかくすごいことです。

以下が地域の背景と飲食店の沿革となりますの情景を思い浮かべながら読み進めていただけると幸いです。

地域の背景

当地域では少子高齢化が進む都市であり、現在人口4万7千人ほど。

※画像の数値はRESASより算出

市街地はシャッター街が多くなり、深刻な状況。

地元意識が高く、地元のお金は地元で消費するのが特徴です。

一方で新しいことにチャレンジしようとする方はごく僅かで、”現状維持”が好きな経営者ばかりです。

飲食店は、市街地に20店舗程で郊外には30店舗程。

移動手段は車。

地域面積は、120k㎡程で山々に囲われた地域です。

飲食店の沿革

2020年3月にオープン。

内容は中華料理とスイーツの提供。

ランチ営業:11時~14時 ディナー営業:18時~23時 定休日:月曜日

店主は30代半ばで奥様とアルバイト従業員で経営。

駐車場は6台分。

お店の大きさは、独立しているコンビニサイズくらい。

客席は、座敷が12席、テーブル席が8席。

客単価は1,100円程。

売り方は店内飲食の提供と(コロナでなくなく)テイクアウト。

誕生日ケーキなども受注している。

特徴

続いて経営者の特徴とお店の特徴を説明します。

これから紹介する特徴を真似すれば1年目にして売上1000万円超えも夢じゃないかもしれません。

経営者の特徴

経営者は以前、飲食店に3店舗勤めたことがあり中華料理の修行をしてきました。

それらの経験を活かして、自分のお店でも同種類(中華料理)の飲食店で起業しました。

聞くところによりますと、培ったノウハウをもとにこの料理はあの調味料を足せばもっとおいしくなるな、といったように学んできた料理にちょい足しをしてオリジナリティ商品を築いているようです。

時にはお客様からお叱りの声もいただくようですが、その際には真摯に受け止め謙虚に対応しているようです。

店主は、お客様を迎える時はいつも笑顔であるのも特徴の1つです。

夫婦で営んでいるお店で奥様も愛嬌があり、この夫婦に会いに来てくれているお客様もいるようです。

その為、1年目にしてリピーターも増えています。

何度か私のブログでも紹介していますが、リピーターが増える理由は顧客からファンに変わっている為だと言えます。

  • 新分野ではなく、今まで培ってきた分野で起業する。
  • 商品にオリジナリティをつける。
  • 謙虚な姿勢を忘れない。
  • 笑顔はかかさない。
  • ファン化する。

ここまでが、経営者による人柄やアイディアでありサービス提供者なら最低限やらなくてはならないことかな?と思われます。

この中でも、【ファン化する】ことは今後とっても大切なことなので絶対に意識して取り組んでください。

ちなみにこの規模で1000万超えの売上を出すと腰に痛みが生じたり、疲れ切った毎日を送る事になります・・・。

それがいいのか?と言うと改善余地はあるかと思いますが、数字として表れることで経営の不安が取り除かれるようです。

なむパパ
なむパパ

私としては、効率よく売上を稼ぐことを提案していきます。

お店の特徴

こちらのお店は中華料理の他に、スイーツにも力を入れています。

というのも、奥様(パティシエ)がお菓子屋さんで働いていた経験があるからです。

ランチメニューの最後に本格的なデザートが出るのはこのお店の強みです。

またクリスマスやハロウィーン、誕生日などのイベントごとではホールケーキがよく売れるようです。

●スイーツが売れるフローは次のとおり

実店舗に足を運んできたお客様➡スイーツのおいしさに気づく➡イベント時期には依頼する

 

つまり、店内飲食以外にも収入の柱がもう1つあるということです。
※手土産としてもスイーツが売れる。

このことから、【掛け算】の重要性が伝わるかと思います。

中華料理 × スイーツ

一見ミスマッチに見えるかもしれませんが、今の市場はコモディティ化しておりどうせお金を消費するならあの人のところで消費しよう、が成立します。(店検索から【ヒト検索】へとシフト)

※スイーツならケーキ屋さんで買おう、が通用しにくくなってきているということ。他にも色々なことが置き換えられる。

この辺の詳しい話はこちらをご覧ください。

売上の軸を1種類だけにするのではなく、掛け合わせることで売上が伸びる。

経営していく上で大切なこと

起業1年目はむしゃらに経営して確定申告時期に売上当が数値化出来て初めて1年目の成果を目の当たりする経営者が大半です。

なのでどんなに忙しくても1週間に一度は数字として経営状況を把握することをアドバイスとさせていただきます。

そうすることで、無駄が見え、自然と売上も伸びていくことでしょう。

ポイントは、

  • 売上
  • 原価率

この2つは押さえましょう。

  1. 理由は、売上が高い曜日や時間帯が見えてくる。
  2. 仕入れを週ごとに棚卸することで、原価率を下げる効果が表れる。

また、起業して2年目となると数値化された財務と自分の感覚から経営の方針が見えてくるもんです。

そしたら補助金を活用し、事業拡大を目指しましょう。

  1. 販路拡大を目指すなら、小規模事業者持続化補助金
  2. 生産性を上げるなら、IT導入補助金
  3. 大きな機械装置の導入を考えるなら、ものづくり補助金

まずはこの3つの補助金を確認しておけば事業拡大へと繋げる事ができます。

持続化補助金については商工会・商工会議所管轄であるので詳しく説明した記事があります。

経営の本質

ここまで説明したことは一次情報であることは間違いないのですが、私は実際の経営陣ではないことから経営に対する実態経験がないのが事実です。

どんなに「こうした方が良い」、とお伝えしたところで売上が上がる保証は無責任ながらありません。

私は本業に直結することもあり、本やブログ、YouTubeでコンサル(マーケティングやマネジメント)の勉強をしています。
※コンサルが主体で起業が目標です。

そんななかで、経営本質とも言えるとても参考になるYouTubeがありましたので紹介させていただきます。

改めて営業の本質を知りたい!と思った方はご覧になってみてください。

参考:おもおかチャンネル

まとめ

・起業1年目で売上1000万円超えはすごい!

1000万円を超えてくると肉体的にも悲鳴を上げ始める・・・。

・経営をするうえで必要なことはきちんと押さえよう。

売上を伸ばすことに専念するのではなくて、顧客をファン化することが今の時代はとても大事!

さらに【掛け算】ができると他と差別化が図れて売上アップも狙える!

・2年目以降は補助金をうまく活用して事業拡大を視野に入れていこう。

もっとも通りやすく使いやすい補助金は、小規模事業者持続化補助金であると思われる。

・経営について学びたい(特に飲食店経営者)のであれば、YouTubeの【おもおかチャンネル】がおすすめ。

癒着はございません。とても参考になっているので紹介させていただいてます。


以上、起業1年目だけど売上1000万円超えた飲食店の特徴/経営コンサル の記事でした。

少しでも参考になっていただけたら嬉しいです。

最後に2つお知らせです。

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現在は何も発信しておりませんが、いずれは発信予定です。

ここまで最後までご覧いただきましてありがとうございました。

この記事を書いた人
namupapa

平成元年生まれ 二児の父親
商工会議所の職員であり補助金や助成金の情報は比較的強い。
スノボに明け暮れた20代からお酒をたしなむ30代になった。
2019年から投資を始め、しだいにお金分野とビジネスの分野を中心に勉強する機会が増えた。そのアウトプットの場として2020年よりブログを書き始めた。
起業に向けて地盤を固めつつ、日々実証実験を繰り返している。
保有資格:経営指導員(県家資格)・FP3級
目指す資格:日商簿記3級

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